部屋の片隅 忘れたままの
隔離していた 青い海
ずっと一人で 寂しそうだったな
そして一人で 死んでしまったんだ
もう泳がない もう泳げない
それは余りに拙い願い
「変わったの?」
「変わっていないよ」
「変わったでしょ?」
「何が変わったの?」
「私の声を忘れてしまった
私の事など…」
青い海が 僕は嫌いで
憧れに似た 幼い嫉妬だ
まるで 映画の様に
魔法使いがいて
逸そ全てを海に沈めて
「変わったよ?」
「世界は変わった」
君がいつだって 泳いでいられる様に
あれ?どうしたんだろう? 息ができないや
ああ、そうだ 僕は泳ぎ方を知らない
青い海の中 深く深く沈んで行く
「ごめんね」
一人ぼっちにしてしまったのは僕だったんだ
もう二度と届かない
それでも
愛の歌
愛の歌を…