BLUE
ガラス張りの白い部屋 感覚が時間に押しつぶされる
路傍の花も壁の落書きも ないことになっていた

記憶の遠く果て 朧に残った白く光る夜
まだあるはずの心に 淡い息を灯せ 灯せ

日々の終わりを解き放つ時 朝が来たって 明日が来たって
あせない青に深く潜る
日々の願いが 形を成す時 夜の海の潮風がこの街を全て染めるだろう

夏の匂いを思い出した 意思のない熱気が季節を織り成す
自転車のペダルを漕ぐたびに 舵を取り戻した

景色の遠く果て わずかに残った 深く青い空
何もないはずの心に 淡い光を宿せ 宿せ

日々の終わりを解き放つ時 朝が来たって 明日が来たって
あせない青に深く潜る
日々の願いが 形を成す時 夜の海の潮風がこの街を全て染めるだろう

錆び付く 沈む
僕には毒が回る それは苦しい

日々の終わりを解き放つ時 朝が来たって 明日が来たって
あせない青に深く潜る
日々の願いが 形を成す時 夜の海の潮風がこの街を全て染めるだろう