作曲 増島輝明 作詞 塗木友愛 編曲 u q u a i
涙の痕を辿って歩き続けた
夢路はやがて乾いて 消えた
僅かに響く音だけを頼りにして
繋ぎ合わせる
錆びついた花の蕾は
咲き乱れることを知らずに朽ち果てて
境界線を溶かしてゆく
輪郭のない景色の中で 今
波のリズムにこの身を浮かべて
黒い空に残像だけを残して
世界中の息の根を両手に握りしめて
全てを無くして 沈んでゆく
深緑色の淡い風
目覚めの時を密やかに告げ去って
微かに残る君の余韻を奪われた
僕の右手に堕ちる花
無数の白が鮮やかに染まりながら
命の音を掻き乱してく
燃え上がる混沌の旋律
世界はまた堂々廻りを 繰り返す
昨日の夢も今日の朝靄も嘘で
君の影の裏に映るそれが真実
苦しくて泣きたくなるほどに美しい
最後の光