松屋の少女
松屋の少女 君はいま何をつくっている
松屋の少女 君は繕ってる

俺は正直 松屋がそんなに好きではない
あれは牛丼じゃないんだ
あれは牛めしだ

俺はすき家が好きや
今日もネギたまが食べたい
なのにどうしてこの足は松屋へ向かっている

こんなにグルメが沢山ある街で
松屋に入ってしまう それは君のせい

松屋の少女 君はいま何をよそっている
松屋の少女 君は装ってる

俺はある日、見てしまった
十三駅の西口で
君は綺麗なドレスを着て
キャバクラに入っていった

そんな稼ぎの良い仕事があるのに
今日もどうして 何事もなかった顔で
松屋で働くんだい

きっと深い事情があるんだろう
今日の味付けは違う
君の涙が 塩味だ

松屋の少女 君はいま何をつくっている
松屋の少女 君は繕ってる

松屋の少女 君はいま何をよそっている
松屋の少女 君は装ってる

松屋の少女 プレミアムな君に会うために
松屋の少女 俺は東口へ行く

松屋の少女 俺は君に会いにいく