文学的な彼女[Bungaku Teki Na Kanojo]
『文学的な彼女』

文学的な彼女
ブログでさえも
五七調でいつも
綴る撫子

栞越しにチラリ
目線セレクト
道路は並木道
または街路樹

文学とともにある日には
なにもかもセピアだった

文学的な笑い
探していつも
窓を選んで
爪弾くギター

文学とともにある日には
何気ない事も素敵だった

空を青とは言わないんだ
桜を春とは例えないんだ
文学とともにある様に

文学的な彼女
メールでさえも
「草々」「かしこ」で
〆る撫子