君の銀色のギター
君の鼻の形忘れないよ
もっと近くで見せてくれたのなら
僕はもう君に会わなくてもいい
残像の中で生きる

僕のギターの色覚えてるかい
銀色のラメ入り
君の腕の中で蛍光灯に照らされて
僕の目の中で泳ぐ

真夏が見えた真昼
君は改札の前で少し怒って
初めての待ち合わせに遅れてきた僕を迎える

僕は申し訳ない気持ちで君の顔を見たら
君は首すじに汗をかいてた

八月は君と何をしよう
浴衣の君を想像して
夜の空気を思い出して
君の首すじから目をそらす

八月は君と何をしよう
銀色のギター取り出して
君の好きな歌思い出す
残像の君は楽しそう

八月の僕は何をしよう
あの日の君を思い出して
浴衣の柄がわからなくて
残像の君は消えかけて