二十歳をも過ぎて
必死で紡いだ
髪の毛ほどの
細い一本の糸
突き上げる衝動
伴わない行動
心がどうこう
とかじゃなく
期待が持てないんです
良くなるとも思えない でも
だからこそやるんです
ちっぽけな理由と自分と知りながら
轟くことはなくても
声を大にして自分の名前を
歌ったあと叫んだら
その時それを経験と呼ぶんだ
答え合わせもしないで
やったことに満足
feel so good?
本当のオルガニズムを
迎えないまま
終わるその様
何かが違うんです
本質は全て見抜けぬまま
だから不安なんです
これっぽっちでやっていけるのか
見えないものに歳月を
冴えない夜に満月を
誰に問いかけられても
同じことを同じように言えるような
確かなもの 欲しいから
これでもかというほど経験を積むんだ