お月さま
夕陽が沈む頃
もう帰らなきゃと
今も思うのは
どこか遠くで
あなたが僕を待ってる
聞こえる よく聞けば
優しくか細い声の
あなたの終わらない唄
頬を伝う旋律が

すれ違う誰かに
夢を重ね
自分は現実に逃げる
忘れない あの日の
背中の向こう
心で叫ぶ
「ありがとう」と

お月さま 照らされた
星のように
いつまでもいつまでも
輝いていてね
あなたの口癖
知ってたけど
夜空に昇る術を
僕はまだ見つけられない

たくさん込められた
愛の言葉並ぶ手紙
「元気でね」
ホントは僕が
あなたに言いたいのに

雨の中歩いた田んぼ道は
家が並んで蛙もいない
ブランコも一人で扱げなかった
惨めな僕に優しい笑顔

転んでも立ち上がり
前を向いて
他人なんか気にせずに
君らしく生きて
あなたの口癖
覚えてるよ
今なら瞳逸らさず
ちゃんと聴くよ

お月さま 照らされた
星のように
いつまでもいつまでも
輝いていてね
あなたの口癖
思い出す度
綺麗な涙が今
星のように輝くよ