サイダーの味がした 瓶のふちに沿った舌
わずかに青が差した 隠れていた泡が割れて
飛び出たのさ俺は あの背びれを借りて
不埒な思想をしていた ご機嫌斜めの理想郷
最果てを目指すのは 螺旋が描く気まぐれだ
なあ そうだろう
きっと誰も持っていない 見つけてはいない
別れを 今 別れを 今
動きの鈍い手足を 休ませることもなく
土砂降りの中で悪巧み 続きは知らない
常識を振り切って ここにたどり着いたのは
なあ いつだっけ
乱暴な高揚感に 眉をひそめているのは誰
声をあげて
最果てを目指すのは 螺旋が描く気まぐれだ
なあ そうだろう
きっと誰も持っていない 見つけてはいけない
別れを 今 別れを
最果てを目指すのは 螺旋が描く気まぐれだ
なあ そうだろう
きっと誰も持っていない 見つけてはいない
別れを 今 別れを 今