愛想見張って 造詣に凝って 吐き出す 吐き出す
想定に合った 工程を模して 吐き出す 吐き出す
優艶に這った 醜態を晒して 吐き出す 吐き出す
兆した波紋を 静観して流して 吐き出す 吐き出す
引き攣った意思で表面の虚無が育って
満たされた顔で腐蝕を待つだけ
限られてる自分に追い詰められてる僕に
どんな言葉が補えるだろう?
否定を重ねた論法は希薄 現実に臨んで全て裏切った
細い線をなぞって指先は色をなくす
「あはは」って笑って瞼を降ろす
執拗な自責で枠を結んで繕った謙虚は
何も変えられないのに
ゆやーん ゆよーん 僕は宙吊りのまま
ゆやゆよん いっそ意識を無くそう
誰も見て無いよ
誰も興味無いよ
誰も救えない
誰も入れない 此処へ
閉ざした傷口の中で媒体は事実
流れて右脇を埋めた理念に代えよう
暗い部屋に浮かんで浅はかなまま溶けた
小さな期待を埋葬しておこう
明滅する粒子 離れずに舞って
胸郭を狭める眩暈が象った
長針はさかしまに遷ろう景色をまた
闇に映して僕は彷徨う
閾に触れる集めた倫理を掲げて
巣食う無意味な自嘲を壊して 壊して
最低な態でつくった 最低な僕を壊して