今はもうあの夜の言葉も儚く散り行き
貴女と紡いだ時間さえまるで嘘の様に…
何時からかこの胸の痛みはしだいに薄れて
このまま全てが消える前に
もう一度傷付けたかった
貴女の顔も澄んだ声も忘れないと誓ったのに
儚く揺れて…
「此処に居る」と声に出せず
夢の中でさえも僕はもう…
今はそう…あの夜の続きも叶わない現実
ひとつひとつ 零れ行く記憶をそっと包んでも
子供じみた想いは我侭に愛して 傷付けて…
何時までも離れる事は無いと
ずっと…信じていたかった
貴女の顔も澄んだ声も忘れないと誓ったのに
儚く揺れて…
「此処に居る」と声に出せず
夢の中でさえも貴女に触れられない…
そう…
二度と触れられない…
心に鍵を掛けた硝子張りの部屋
さらさらと時は落ちて
貴女への想いが埋もれ消えても
其れさえ愛しいから…
心に鍵を掛けたまま
此処から貴女を出さない様に…
心に鍵を掛けた硝子張りの部屋
さらさらと時は落ちて
降り注ぐ黒い夢が痛みでも
其れさえ愛しいから…
心の鍵を貴女の手の中に
傷の中僕は生きて
心の闇が「いつか」晴れたなら
きっとまた逢えるよね…