Take Once Mind
「おかえりなさい」って笑ってくれた
いつまでも一緒にいると思ってた
終わりの想像 払って捨てた
涙雨の中 泳ぐ紫陽花

小さな広い部屋の空っぽのベッドに
もう届かない「ただいま」を叫ぶよ

もう「こんなはずじゃなかった」なんて言葉
できることなら 言いたくはないな
でも もし忘れて繰り返す時は
愚かな僕にあの日を思い出させて

僕のこと忘れてしまったのかな
眠れず聴こえた新聞配達
それでもいいから笑っててよ と
今なら言えるのに もう いないなぁ

気付くの動くのも ひとつ遅いから
ほら 何ひとつ守れやしないよ

もう「こんなはずじゃなかった」なんてことは
できることなら思いたくもないな
それでも すぐまた言ってしまうから
思ってしまうから覚えていたいんだ

この涙も寂しさも喪失よりも後悔のそれで
もう自分の為だけの涙なんて一滴だっていらないのにさ
止まらないよ とまらないよ

こんなはずじゃ なかったんだよ
それなら どうするつもりだったんだい