風に吹かれて
「風に吹かれて」

風に風に風に吹かれて 君は何を思うの
雨に雨に雨に打たれて 僕は何を思うの

世界が幻だったとき 僕らの意識は遠ざかる
夢から、甘い夢から覚めたときのように 僕らの歴史は消えてゆく

太陽よ僕らをそこで照らしていておくれ
黒雲が流れてゆく 雨上がりの空が好きだ

風に風に風に吹かれて 君は何を思うの
雨に雨に雨に打たれて 僕は何を思うの


小さい頃の夢の跡を 辿りながら歩いてきた
雨上がりの水溜りに 映る僕も大人になった
失うものなど はじめからないさ いつでも消えられる 準備は出来ているのさ
ただひとつ 気がかりなのは 君の君の事だけ

風に風に風に吹かれて 君は何を思うの
雨に雨に雨に打たれて 僕は何を思うの