想 -sou-
優しい風が傷口に染みてく
まぶしい光 指から差し込む
ずっと忘れていた あの時の約束
守れなかった君との拙い日々

独りきりの部屋には
安らぎなんて見付けられなかった

君だけを守りたかった
その綺麗な瞳が決して色を失くさないように
悲しみに染める日がずっとこなければ良いのにと
もう  叶わないけど…

溜息の数  静かに増えてく度
広がる距離を止められなかった
背を向けたのは君の方じゃなくて
きっと弱すぎたあたしだったのかもね…

独りきりの部屋には
君が流した涙だけが残る

君だけを守りたかった
その唇からこぼれ出す音だけ聞いていたかった
固く繋いだ指が解ける日がくる事
予期出来ずに…

独りきりの部屋には
安らぎなんて見付けられなかった

君だけを守りたかった
その綺麗な瞳が決して色を失くさないように
悲しみに染める日がずっとこなければ良いのにと
もう  叶わないけど

君だけを守りたかった
その唇からこぼれ出す音だけ聞いていたかった
固く繋いだ指が解ける日がくる事
君は  感じていたの?