貴方を見失った日と 同じ風が心の奥刺して
淡い色彩の揺らめく 分れ道があたしを惑わせる
天を仰ぐあたしの手は 何一つとして守れなかった
壊れやすいその心の はかなさも全て知っていたのに
苦し紛れにあえぐあたしの
姿横目に去った貴方は 何処へ・・・?
消えてゆく足音は 想い出に影を残して落ちる
動けずに溺れてく いまさら
「アナタノアイニキヅイタトシテモ」
苦悩だけを誘うように またあの季節が近付いてくる
目を背けたくなる程の 「コドク」だけが身体を包み込む
苦し紛れに見上げた空は
無様な心見透かしたまま 嘲笑う・・・
消えてゆく温もりが 残酷に時の終焉を告げる
忘れられない もう二度と聞こえる事の無い
「ハナレナイデズット・・・」
貴方の愛していた華の香りだけが
この場所に今もずっと残ったままで
にじんでく夕日も直視出来ずに
ただそっと呟いた 風に消されそうな
「サヨウナラ」
戻れない 戻せない
傷つけた・・・貴方の瞳を
消えた足音は 想い出に影を残して落ちる
動けずに溺れてく いまさら
「アナタノアイニキヅイタトシテモ」