オレンジの向こう側
真夜中 眠れない夜が続いて
ひとりきり 当てもなくアクセル踏み込んだ

街灯の光と影の間には
冷たい夜風の他には何もない


僕は何がしたいんだろう 何を目指してたんだろう
君はこんな僕を見て いったいなんて言うんだろ
海岸線ひたすら走り続ける車に 差し込んだあの光

昇ってくオレンジの光
僕たちは そのもっと向こうへ
少しずつ 少しずつ また一歩ずつ 歩き出して行こう


大事なものをいくつ失ったら
この憂鬱な毎日とさよならできるんだろう

こころにぽっかり穴が空いて 満たされてないんだろ
いつも 誘惑に負けて何か失って取り返せないんだろ
答えが出なくて立ち止まってしまったとき 何かが 呼ぶんだよ

昇ってく オレンジの光
僕たちはそのもっと向こうへ
少しずつ 少しずつ また一歩ずつ歩き出して行こう

人は皆諦めや妥協を繰り返す
そうやって大人になると思っていたけれど
それが「常識だ、当たり前だ」と言うのならば
子供のままでいい

昇ってく あのオレンジの光
僕たちはそのもっと向こうへ
少しずつ 少しずつ また一歩ずつ歩き出して行こう 光の向こうヘ