キセキトヨブ〜sample ver.〜
キミとボクが繋ぐ手を「運命」ってキミは呼ぶ
ごめんね でもボクはね
「運命」なんて信じない

キミとボクの薬指 光る指輪ないけれど
繋いだその手と手の温度 確かに感じるの
キミとボクの小指には 赤い糸はないけれど
繋いだその手の中 赤い血がね 脈打つの

そうボクが言うと首をかしげて
「分からないわ」とキミはつぶやいて
「運命だって信じたいのよ。口に出すだけ。いいでしょう?」

ねぇ、ほんじゃボクらそうやって
見たこともない神に決められた
「運命」で繋がったその手の結末ももう決められているのかな?
違うね?

不器用な左手で キミと手をつなぐのは
なんとなくなんかじゃなく 確かに必死にキミを感じるため

運命と呼んで泣き笑うキミ
奇跡と呼んでそれを拒むボク
奇跡と呼んで そんな奇跡を離さないよう掴む その意味を

そうボクが言うと首をかしげて
「分からないわ」とキミはつぶやいて
「運命だって信じたいのよ。口に出すだけ。いいでしょう?」


ねぇ、運命って喜んで
人はいつかそのまま流されて
奇跡の出会いなんて感じずに
サヨナラ バイバイ マタイツカ

そんな運命ならいらないって
奇跡と呼んだボクがここにいて
だってこの星この場所で二人 出会えたなんてまさに奇跡でしょ?

だってボクが生まれたこと自体
ましてそこはキミの生まれた時代
そんな二人が繋ぐその手はきっと奇跡でしょ?
ねぇ?