作詞・作曲 ぴ~す
心の中に湧き起こる様々な感情を 僕等は言葉に換えて伝える
『嬉しい』とか、『悲しい』とか、『楽しい』とか、『腹が立つ』とか
同じ様にして君に対して抱く感情を 言葉に換えて放ってみるんだ
『大好き』とか、『愛してる』とか…
でも言葉にしちゃうと薄っぺらいな
言葉無しでは何にも伝えられないけれど
言葉だけじゃ伝えきれない感情も在ると知った
君と居る時 言葉はいつも無力だ 無力なんだ
一回だけじゃ伝わらないから繰り返し言うんだ
君が疲れて眠りに就くまで
薄っぺらな言葉だって重ねれば分厚くなるだろう?
あぁ まだまだ言い足りない!
残酷な程正確に時を刻む時計の音が 僕等に残された時間を告げる
『あと何日』、『あと何時間』、『あと何分』、『あと何秒』って
やがて僕等が共有出来る時間にも終わりが来て 望んでいない言葉を口にさせる
『ばいばい』とか、『また今度』とか…
やっぱり別れの言葉は好きじゃないや
無能な僕は言葉じゃ伝えきれない感情を切り取って
こんな頼り無い歌に換えて歌ってみるんだ
こんな歌ばかり増えてゆくのは君の所為? 君の為?
一回だけじゃ届かないなら繰り返し歌うよ
今は意味の無い悪あがきでも
こんな歌だって重ねればいつか届くと信じてるんだよ
その時この歌に意味が出来る
どんな言葉が、どんな歌が、僕の感情を代弁してくれるのだろう?
醜い本音も、綺麗な嘘も、全て僕から生まれる言葉や歌になる
たった一人だけにたった一つの事を伝えるだけなのに
上手くいかないなぁ、もどかしいなぁ
とは言え僕に出来る事と言えば繰り返す事だけで
今日も僕はこんな歌を歌っている
無力な言葉を紡いでいる