例えば、両手に汲んだ水
サラサラと落ちていくような
理由の無い喪失感と
焦燥が込み上げる
時間がかかればかかるほど
磨かれているかのような
根拠の無い主観で見た
モノクロな世界の様に
始まりの後のありふれた倦怠は
閃きを抱いて引き裂く
何ができるか分からないけど
僕等今何かして
ほんの少しの自己主張
ただ純粋な楽しさ
下らないと蔑まれたここで
僕は残したい
持てる全てを駆使して
色をつける僕等を
閃きは閃きを呼び
メロディーが繋がって行く
世界が広がる景色を
僕は眺めていた
繰り返す今も音一つ変えて
新しい形が見えたら
変えられる物全部変えて
これからの世界を行け
動き出す衝動に乗って
飛び出せるような世界で
下らないと蔑まれたここで
成果を見せて
明るみに無いこの場所で
色づいた僕等を
透明な感覚に魅せられ
単純に興味が沸いて
弾丸に射抜かれて
疑念が確信に変わって行く
まだ色の無い世界に
色をつけられるのは
まだ何色にも染まっていない
僕等と確かめた
いつかそんな大きな夢を
綺麗に綴じられるように
今出来る事かき集め
前に向き直してみた
この歌が終わる時辺り光り輝く
未だモノクロの世界に
待っててと呟いた