パンナコッタ

今年の冬は去年よりも少し肌寒く感じる
君と過ごす聖なる夜なぜか涙がこぼれる


突然君が話し出した出会った頃の思い出話
笑顔の奥で消えかけそうな灯感じていたのに


降り積もる雪が僕らを遠ざけていく
手のひらには思いをこめた二つのリング
そっと君を抱き寄せ最後のキスをしたね
もう言葉はいらないから
偽りのない想いを伝えよう


静かに目を閉じ冷えていく体を強く抱きしめ
雪のように止まらない涙が僕の頬をつたう


忘れようとしたあの日々が余計に僕を苦しめる
｢優しさ｣なんてそんな言葉も今は忘れたいのに


降り積もる雪に負けずに強く生きていく
手のひらには願いをこめた二つのリング
逢いたいけど二人を繋ぐ手はほどけて
もう言葉はいらないから
偽りのない想いを伝えよう



窓に映る君の笑顔が雪にとけてまた輝きだす
振り返らない振り返れないそんな夜を越えて


降り積もる雪が僕らを遠ざけていく
手のひらには思いをこめた二つのリング
そっと君を抱き寄せ最後のキスをしたね
もう言葉はいらないから
降り積もる雪に負けずに強く生きていく
手のひらには願いをこめた二つのリング
｢そばにいるよ｣君が僕にくれた最後の言葉
もう涙は見せないから
偽りのない想いを伝えよう


降り積もる雪に負けないほど君を愛していた