月 喰われてく ゆっくりと 暗闇が 支配する
瞬(またた)いて おののいて 消えていく 星
(輪唱:ほら 死者たちが 蘇り 踊り出す)
美しい 狂乱 果てしない 陶酔
目を向けて 理性を 手放して
さあ 御嬢さん ワルツを ご一緒に
まだ夜(よ)は 明けません このまま 永遠に
今 足元を 照らすのは 蝋燭の 焔だけ
お相手の 尻尾さえ 見えぬほど 闇
(輪唱:ほら 死者たちが 手招いて 笑ってる)
退屈な 道徳 下らない 貞節
目を反らし 信じて 私だけ
さあ 御嬢さん 私の 手を取って
ワルツを ご一緒に 命が 果てるまで