たとえどんな言葉を書き出しても
僕たちの中で彷徨っていて
ウソもホントも愛してるも 互いに
届いていなかった
泡みたい ふたりの思いは
ふわり浮かび上がって 水面で弾けては消えて
君がいないこの部屋
ぼくだけが泳いでる空っぽの水槽みたい
僕らまるでふたり寄り添い泳ぐ魚みたいだって思ってた
きみはまた 違うこと 思ってたのかな
優しい声も愛しい顔もいつか思い出になっていくのでしょう
そうやって日々を繋いで それぞれの流れの先へ 新しい日常へ
雨が好きだといった僕に君は 私も
といって微笑んだけれど
雨が窓を叩いた音を聞いて
小さくため息ついていた
波みたい ふたりの思いを
乗せた青い五線譜は 届かずに岸辺で消えて
君がいない毎日
僕だけの水槽は静かな深海のよう
晴れた朝も雨の午後もふたり共に過ごしてきたけれど
これからは 違う夢見て行くのかな
嬉しいことも悲しいこともひとつひとつ忘れていくのでしょう
そしてまた泳ぎ始める それぞれの日常の先へ 明日へと流れる方へ
一人きりじゃ不安になるよ このまま泳いでいけるのかなって
でも今は進んでく 流れる水の向こうまで
僕らまるでふたり寄り添い泳ぐ魚みたいだって思ってた
きみはまた 違うこと 思ってたのかな
嬉しいことも悲しいこともひとつひとつ忘れていくのでしょう
そしてまた泳ぎ始める 僕たちの日常の先へ 光の方へ