仇夢
少しだけ臼ぶっていた 片方の手が少しずつ伸びてくる
身悶えして震えていた 言い訳じゃない ただ空が眩しすぎただけ
仇夢に 濡れている 動き始めた左の瞳孔
仇夢に さんざめく 宮の随に落ちた性
妙典は散り際に憂い 羊たちが今宵も誰かを探している
脳天が振り切れるくらい ファズの音色が紫の煙
仇夢に 濡れている 動き始めた左の瞳孔
仇夢に さんざめく 宮の随に落ちた性