綺麗な色を作ろうと 出来た色の名前も知らずに
無駄にした絵の具達を捨てて それを何百回と繰り返した
想像をそのまま形に 出来た像は怪物みたいだ
あたしを睨んでるみたいで 「独りぼっちだな」と言ったようだ
欲張りなあたしは いつか知るでしょう
やりたくて欲しくて でも叶わなくて
知らないことは 知るより怖いと
あなたから聞かされて やっと知るくらいなんだ
綺麗な嘘を吐こうと 騙した人は鏡の中で泣いた
やけに暑い日に凍えていた あなたが言ったことは目に映る
似ているでも確かに違う まるでコインの裏表みたい
うれしくなさそうな顔をして 睨まないでよ やだな怖いな
欲張りなあたしと あなたの間に
大きな歪みが 生まれた様な
「お互い様よ 鏡を見てよ」
誰もいない ほかには あたし以外いやしない
欲張りで卑しい あたしなんていつか
痛い目を見るでしょう 目に見えているの
それまでどうか見守っていて
欲張りなあたしも いつか知るでしょう
やりたくて欲しくて でも叶わなくて
分かるんだ気づいてたんだ 理想論だったんだ
叶わなくたって泣くことは無い