君の声で そっと包んで
泣き止むまで 頭撫でてて
「またね」と告げた 後ろ姿を
見送ってはみたけど 涙溢れてく
人混みをかき分けるように通り過ぎる風が冷たすぎて
独りでは越えられぬ夜 見上げた空泣いていた
「大丈夫だよ ここにいるよ
僕はずっと そばにいるよ」
君の言葉が 胸の鼓動が
震えるこの心 抱きしめてくれる
透明の傘から覗く世界に降る雨は冷たくても
風に舞い落ちた桜は 優しい温もり残す
頬を濡らした涙 拭ってくれた手を
握りしめて 眠った夜
明日さえ見えない空に怯えてまた涙流しても
暗闇のその向こうには 必ず光あるから
透明の傘から覗く世界に降る雨は冷たくても
風に舞い落ちた桜が明日へ導いてくれる