淡いとり
君が簡単にこの町を 
置き去って夢に進めるのは
たぶん 青い鳥にとりつかれてるせい
君が簡単にこの僕を 
置き捨てて恋に歩めるのは
たぶん 君の中の僕が幸せなせいだろう

くやしいなそんな鳥 いるわけないのに
つぶやいてみてもそれは もう独り言

いろんな思いでも 君との写真も
何千回何億回見ても 僕をダメにする
嬉しそうな君も 悲しそうな君も
全部ぜんぶ全て涙でぬれて 区別もつかない

僕が簡単にこの歌を 
口にできるそのおろかさゆえ
君は あるべき姿を見せないんだね
僕がこのままでいれるのは
どこか壊れてるだけのことで
みんな そんな話聞きたくもないはずさ

悲しいな君の羽 ひどく傷ついてるじゃないか
そんな痛手を負ってても 誰も気づかないよ

いろんな思い出と 君への思いが
めちゃくちゃな色で濁るって 知ってる鳥
嬉しそうな君も 悲しそうな君も
どっちでもよくて離したくなくて 
汚してしまうだけ

悪くないその道を 歩きつづけても
暗いとおりに出て 見失うだけさ
身を苦しいほうに まかせてゆくだけ
笑い転げてみよう 歌えるだけ損さ

いろんな思いでも 君との写真も
何千回何億回みても 僕をだめにする

嬉しそうな君も 悲しそうな君も
全部ぜんぶ全て涙でぬれて区別もつかない


いろんな思い出と君との思いが
全部ぜんぶ全て涙でぬれて区別もつかない