街が寝静まるのを合図にして
僕等は夜空の星を追いかけた
南東に見えるあの見慣れた星が
今日は特別に瞬いて見えるよ
また来る次の年の11月下旬には
夜空を見上げて想うよ
その時が来る頃は一人だけで
なんでもできなきゃ
いけないな
君の横顔が暗闇の中でもよく見えていたよ
僕は見惚れていた
白んでいく空
朝がすぐそこまで来ていた
夜はあっという間だったな
また来る次の年も11月下旬には夜空を見上げて想うよ
瞬く星の下で踊るように笑った
二人だけの時間を
僕は気付いてた
話せば話すほど
君にとって僕は友達だって事
最後まで言う事が出来なかった言葉が
一番伝えたい気持ち
僕はひとり瞬く星に向かって投げた
またそれ言えなかったな
それだけ言えなかったな