人混みの中 見えるのは僕の足先だけ
未練の残る滑稽なモノ手放せずにいて
壊れる瞬間も形を持つ瞬間も
全て繋がっていくのに僕はまだ恐いよ
永遠を掴み取りたくて
「さよなら」を言えずにいたあの人に
僕は今なら言えるよ
「ありがとう」「ごめんね」だけどもう振り返らない
夜風に揺れる草木は僕の心を映してた
迷子のように居場所を探していたの
どうしようもない傷も心を裂く痛みもある
だけど泣けずに笑った僕に残るモノは?
儚いと知っていたけれど
幸せを見せてくれたあの人に
僕は今なら言えるよ
手に残る不透明なモノだけを信じてみるよ
ずっと ずっと 探し続けてた
強く 弱く 優しく撫でる手を
だけど 僕は いつも甘えられず
記憶だけ残して離れてく
永遠を掴み取りたくて
「さよなら」を言えずにいたあの人に
僕は今なら言えるよ
「ありがとう」「ごめんね」だけどもう振り返らない