「振り返らずに別れよう」なんて格好つけて
前に歩き出してみりゃ君の家に向かってた
出かけ際の占いを調子悪い日の理由にして
みっともないって程の未練をさ 晴らしてよ その魔法で
君はお天気お姉さんで
その予報で全てが決まっていた
明日からどうすりゃいいんだろうなんて
傘を手離せない僕
少し大きめの傘に吊られた
てるてる坊主は今日も揺れたまま
君の髪から滴り落ちる雨が
どうか涙混じりであるようになんて
君を見つけたくて透明傘をチョイスした
「透明感のある君」と謎かけて その心は 「盗まれやすい」
どんな背景画にも馴染んでた
君を想うと胸が痛むよ
甘かったあの日に戻れないのかな
君を待ち続ける僕
水溜りに雫が飛びはねる
あじさいの綺麗さが余計に凛々と
君はお天気お姉さんで
その予報で全てが決まっていた
週間予報は当たるかい?
待ちぼうけ 傘がくたびれた
そういや風がビュンビュンとうねる
僕が負けて足が一歩二歩
歩きださなきゃいけないや
最後に儀式をやって終わろう
サンダル飛ばすよ 晴れるの願って