薄明り
作詞・作曲 石川隆亮


漫ろに綴られた言葉に
何かが宿ることなどないのに

かすかな色彩を纏って
無色な記憶に色を重ねた

儚く照らして 朱く染め上げた
薄明りだけがこの地を包み込んだ


朱色に染められた視界に
思わず目を細めてしまった

飛び交う言霊 声にはならない
千切れながら夕闇をさ迷いつづける

霞む記憶

夏草揺らめく 畦道の彼方
火種を灯し かすかな光を頼る

儚く照らして 朱く染め上げた
薄明りだけがこの地を包み込んだ・・・