冬空
ヒラリと枯れ葉を落とす枝を見ると
屋根の隙間から覗いた月が
「Hey, you 調子はどう?」
いつもの商店街をあえて通らず
遠回りでも空が見える裏道を
かじかむ指もそのままに歩いていく
名前も知らない僕だけの冬の星座に

精いっぱいの Smile
問題なんてない
辛いとは言わないけど
こんな澄んだ夜空に
I can't lie

暗い路地の電信柱の陰から
若い2人が突然現れたんだ
飛び上がりそうな僕に何か言いたげに
いぶかしげなまなざしを投げる二人に

精いっぱいの Smile
問題なんてない
痛いとは言わないけど
こんな澄んだ夜空に
I can't lie

独り身の僕にも冬の夜は優しい
早くうちに帰って温まりなさいと
夜風が肩越しに追い越して行く
若者の邪魔しないよう足早に去ろう

なわけない

精いっぱいの Smile
問題なんてない
精いっぱいの Smile
問題なんてない
辛いとは言わないけど
こんな澄んだ夜空に
I can't lie