何が怖くて
何が欲しいの
何が本当で
何が嘘なの
誰が許してくれるのだろう
誰も許してくれはしないよ
震える腕を
泳ぐ目線を
支える足は
水面を歩く
其の唇も
優しい声も
淡い紫色に溶かしてしまおう
そのステージの光の中に
僕が混ざる事など出来ない
ハッキリと今、世界は隔てられた
目の前に有るのに
全部違うの
僕は嘘つきで汚いけど
後ろの方で見ていても良いかな
目が合いそうで
合う事は無い
それくらいが僕には相応しい
何が怖くて
何が欲しいの
一体僕はどうしたのだろう?
あなたの甘い香りとメロディ
奏でる程に抜け出せなくなる
傷を付けても
全部吐いても
淡い紫色に溶けて行ってしまう
どれだけ叫んで悔やんでみても
あなたに触れる事は出来ない
過ぎてしまったのに
「次」なんて無いのに
目の前の光景を信じたくない
想うだけなら良いかもしれない
今更だけど、心から、愛したい
知られる事も
伝わる事も無い
それくらいしか僕には出来ないよ
そのステージの光の中に
僕が混ざる事など出来ない
はっきりと今、世界は隔てられた
目の前に有るのに
全部違うの
もしかしたらあなたの視界に
少しだけなら映るかもしれない
最後の曲が終わる間際に邪魔にならないように出て行くよ