「言葉は とめどない雨のように 溢れ続ける」
渇いた口先で 同じフレーズを繰り返すよ
去り際の凍てつくような 予感がどこかで疼くんだ まだ
あれからも随分 探してはきたけれど
優しい結末には 出会えないよ
いまここで拾って またどこかで捨てるけど
あなたがいた昨日を ただ守りたかった
さらさらと具体を欠いて 風にさらわれる ひねた横顔
相変わらず日々は どこへも辿り着けず
ぼくらは穏やかに失われる
優しげな魔法に 今も捕まらぬように
しらけた顔のままで 踊って
それでも時々は 思い出していたいよ
形を喪っても まだ 君に会いたい