【LastScene】
白く小さな空に浮かんだ一枚の絵を見つめて
照らす光が消え行く時の穏やかななる瞬間
思い出というコンテで描いてきたこの絵は
(変わり行く季節を感じるままに描いて)
自分だけの目に映ったたった一つのエディション
遠い記憶の彼方から昇り来る太陽
もう戻れないあの場所で光り輝いた
変わらぬ故郷の町並みや親しき友の笑顔が
あの頃の場面を照らすように鮮やかに蘇る
出会いがあればいつか別れがくるね
それは分かっているけど
愛しさという言葉の色は少しだけ悲しいね
思い出という絵の具で色づけられた心は
(数々の場面を感じたままに色付け)
数えきれない思いで塗られた鮮やかなグラデーション
遠い記憶に刻まれた人生のコントラスト
誰も見ることもないこの絵も幻と消え行く
まだ見ぬ世界の彼方へと沈み行く太陽
夜空に輝く星になってずっと輝きつづける