suicide(水彩)
甘い夏の道に遠くへと僕。
多分それは、きっと声にならない声を見つけようとしている惨めな姿。

呆れるほどに僕の世界は酷く歪んで。
夏の空に響き渡る口笛の音はとても綺麗で。
溢れるほどに僕の世界は小さな失望でいっぱい。
辛さに退屈し始めている君の白昼夢、醒まさないで。

優しいあなたは甘い夏に早過ぎる幕を閉じ、
物語の影を踏まないように歩いてる帰り道で、
木の葉を打つ雨は1月の洪水のように寒さに震えて、
もう何も見たくない、何も見たくない、何も、何も。

外は雨なの?