在り処
夜風をあびながら歩く二人の影
夏夜の水面に揺れる愛しい人の香り

愛してしまったら 傷つくこともある
臆病風に吹かれ 怯えていたよ

その手を掴んだとき
何故か笑えてしまった
僕らがいた夏空は 
秋風に奪われながら 
残り香を残してく

優しくなれた 強くもなれたから
夜に棲む孤独すら小さく見えた

その手を掴んだとき
何故か笑えてしまった
僕らがいた夏空は
秋風に奪われながら
残り香を残してく

震えてるこの手をゆだねても

その手を掴んだとき 
何故か笑う君がいて
二人がいた夏空は
秋風に奪われながら 
残り香を残してく

輝く記憶の海に愛しい笑顔が揺れる