気怠い眼をした猫が十字路の上で死んでいた
吸い込まれそうな闇に片足突っ込み踏ん張った
自己批判を重ねてるうちに「自分ってなんだっけ?」
分からなくなってくる 「生きてる意味ってなんだっけ?」
行き場ないよ 逃げ場ないよ 足場ないよ 明日ないよ
「生きてたいの?」 「分からないよ」
ただ「死にたくない」と笑ってる
吹き荒ぶこの胸の奥 降り出した春雨止まないよ
緩衝材をいくら付け足しても足りないや
雨の中僕は思うんだ 「失くしたものはもう要らないよ」
怖がり・弱虫な僕を優しく突き放してくれよ
「生きてる」ってことと 「死んでない」ってことは
似て非なるもので相容れない
「そうかな?」
吹き荒ぶこの胸の奥 降り出した春雨止まないよ
緩衝材をいくら付け足しても足りないや
雨の中僕は思うんだ 「失くしたものはもう要らないよ」
怖がり・弱虫な僕を優しく突き放してくれよ
この雨はきっと止まないよ いつまで経っても止まないよ
怖がり・弱虫な僕に優しく降り注いでいてくれよ