あの日彼女は死にたいと言った
あの日彼女は死にたいと言った
作詞:タクヤ 編曲:DOGGY STYLE

あの日彼女は「死にたい」と言った
僕の目を見ながら
今の僕にはどうしても
その気持ちがわからなかった


決して満たされちゃないけど
今の僕は幸せで
いつも何かが不満だけれども
大切なものがあって

人を殺す時代に生まれた
彼女はそれでも幸せで
何も無い時代に見えていても
大切なものもあって

だからこそ今を呪う
「何故この歳まで?」と

あの日彼女は「死にたい」と言った
僕の手を握りしめ
「いつかあなたにもわかるわ」と
皺だらけの手でつぶやいた


もしも僕の大切なものが
全て跡形もなくなり
いつも不満をつぶやいた
この口も動かせなくなり

『終わりよければ全てよし』と
偉そうな誰かが言ったから

あの日彼女は「死にたい」と言った
わからない僕を哀れんだ
「いつか全てを呪う」と
悲しそうにつぶやいた


例え僕が死ぬときに
大切な人は亡くて
この指も動かせずに
4弦を奏でられず
僕が僕じゃなくなっても

あの日彼女は「死にたい」と言った
その意味を いつかわかる日が来ても
僕は今を忘れない
あの日僕の中にあった
幸せだと思える日々よ
『終わりよければ全てよし』なんて
僕は 僕は信じないから




COPYRIGHT(C)2006 DOGGY STYLE. ALL RIGHTS RESERVED.