くつみがきの少年は
夢を秘め くつをみがく
みがかれてるおじさんは
ひもを締め 会社へゆく
色とりどりの光の中、今日少年が笑う
背景のような世界で、明日おじさんが叫ぶ
どこまでも続く空の下、明日少年が走る
限られた空と決めた上、今日おじさんが転ぶ
同じ日差しのもとで
少年は無数の夢を見ている
汚れたほほに希望をたたえ
くつみがきの少年は
夢を秘め くつをみがく
みがかれてるおじさんは
少年を見て静かに笑う
夢見る少年時代は
いつしか戦いの日々へ
正解だとか失敗だとか
自分で決めること
全ての枝に日差しはさして
今果実がみのる
歩み続けた先で
立ち止まり顔を上げて
限られた空の果ては
無いことを思い出した
くつみがきの少年は
夢を秘め くつをみがく
みがかれてるおじさんは
ひもを締め 会社へゆく