なあ、おぼえてるか
10年前のあの夜のにおい
あいつが言ったこと
俺は忘れない
忘れるわけないさ、柄にもなくあいつ
泣いてたから
繰り返す季節と言葉が
俺の中を突き抜けてゆく
とめどなくあふれる想いが
ただこの足を突き動かすから
かわってく世界と
変わらない想いが
ここで、どこか
ずれてゆくなら
俺たちここから
スタートしよう
ここでお前と、
あいつ描いた世界の向こうへ
古びたショッピングモール
暑い夏としめきった窓
公園のベンチと吸いかけのタバコ
あいつ確かにそこにいた
来客用玄関のうえ
大雪の中途切れながら
自転車の後ろと小さな部屋で
あいつ確かに笑ってたんだ
止まらない世界と
変わらない言葉が
強く強く
突き動かすから
俺たちここから
超えてゆくのさ
準備はできた
あいつ描いた世界の向こうへ
dear boy あの日の少年に継ぐ
dear boy 夢の続きを始めよう
dear boy あの日の少年に継ぐ
dear boy 君は一人じゃない