無防備な寝顔が何だか愛しくて
いつまでも隣で眺めていたくて
名前すら知らないあなたのことを
好きになってしまった自分に気付いた
くちびるにくちびるを
そっと重ねてみたんだ
時が経つのがちょっと怖いの
いつかは老いてしまうと思う
そんなあなたに永遠の眠りを
与えてあげるの
暖かい体を互いに寄せ合い
生まれ来る証に偽りなどない
夜が来て朝が来て
募る不安を数える
取り戻せない時の流れは
私の想い蝕んでいく
なんであなたは死んでしまうの
私と違うの
月明かりが照らす洞窟の入り口
二人が出会った思い出の場所で
私のわがまま聞いて
時が経つのがちょっと怖いの
いつかは老いてしまうと思う
そんなあなたに永遠の眠りを
与えてあげるの
夜が来るたび会いに来るから
愛しい寝顔見せてほしいな
眠るあなたを強く抱きしめ
口付けをするの