蜜月
壁にもたれて 時の隙間
肩に触れる 乾いた毛先
ハンドルにひじをついて 眺めてた
長くつづく 赤いランプの糸を

誰よりもそばにいるのに どうして? すれ違いが多いね

これから二人 先へ進んでゆくため だから
わがままで勝手だとしても ずっと そばにいて


窓を開けた 明るさに目を伏せた
覚えのある 甘い淡いにおいと

飲みかけて 汗かいたグラスの縁を そっと指でなぞるよ

なんだか君は不安になるみたいだけど
わかるでしょ あたしの見てる未来には 君がいるから


くだらないけんかの理由も うつむきな瞳のわけも
思い出したくないことも
たわいない会話の中で見せる優しい笑顔だけで 忘れられる

そう 二人先へ進んでゆくため だから
わがままで勝手だとしてもずっと そばにいて
ねえ、不安になんかならないで
わかっていてね 私の見てる未来には・・・

君がいるから 君しかいないから


Word/Aya  Song&Arrangement/Bug