夢渡り
微睡む月の揺りかごに揺られ
あなたを連れて眠りの世界へ

宙を舞い 時を忘れ 夢を映す
自由に心を描くこどものように

「いつでも いつまでも傍にいる」と
そう言って消えていくあなたを見た

心臓に冷たい汗が流れ込んだ
この想いは誰にも負けない
夢から覚めても...

抱きしめるのをやめないで 口づけをほどかないで
優しい匂い独り占めさせて
握りしめた手離さないで 悪戯にからかわないで
見えなくなっても あなただけ
見つめていたい

あなたが側で笑ってくれないなら
明日なんて来なくていい 来ないでくれ

突然に輝きだした過去の日々が
霞んでいくあなたがそう…教えてくれた

さよならはまだ言わないで 優しい嘘で守らないで
視界を揺らす涙を受け止めて
悲しいくらいに我が儘で今以上を求めてるの
誰よりもねぇ…私だけ見つめて欲しい…