朝の霧立つ海の彼方へ
僕は走るよ そう掴むように
寄せては還す 波のゆりかご
目覚めた朝はどこか光ってた
この世に舞い降りた時にはじめて
見えた景色は今も憶えてるかい
海岸線を駆けた帽子は
僕をつれて何処へ向かうの
凪いだ浜辺にのびる足跡
ふりむいた途端 分かったようさ
どれほど迷った道も そこはただ
いつも波が戯れる砂浜さ
昨日だけの昨日なんて昨日じゃないさ
数え切れない瞬間がこの世界を創ってる
明日だけの明日なんて明日じゃなくて
想いがすべて今を描くよ
真白な時のむこうへと
扉を開け 彼方を掴め
自分だけの自分なんて自分じゃないさ
気が付けば僕らは いつも手をつないでた
言葉だけの言葉なんて言葉じゃなくて
想いは伝わるよ
昨日だけの昨日なんて昨日じゃないさ
ここに今いることの証を灯したら
明日だけの明日なんて明日じゃなくて
僕らに生きる意味を照らしてる