あの虹の向こう
終わりがある事なんて信じてなかった
咲き誇る花もいつかは散り行くのに
降り続く優しい雨が私の代わりに
司会をひどく鈍らせて頬を伝う

さよならするのはまたいつか会うため
今はまだ何も言えなくてもいい

この空が晴れる頃 ちゃんと前を向いて歩けるから
あなたと過ごした思い出を抱いて
生きているだけで涙がこぼれた
雲間からあふれる光 見える景色はそっと色づいてく
キラキラ輝く虹の向こう側
笑っていてほしい


留まる事ができない 季節も命も
今ここにある一瞬がはかなすぎて

天に願っても戻らない時間は
水のように掴めずに流れていく

あと少し もう少しだけ 立ち止まる私を許してください
永遠などないとわかっているけど
笑顔がこんなに難しいだなんて
ここからじゃもう遠すぎて見える景色にはあなたは居なくて
私の声では虹の向こう側
届かないと知った


何にも変われないまま過ぎてゆく景色を眺め続けてた
あなたの姿も 声もぬくもりも
全部忘れる事はできないから
雲間からあふれる光 見上げた空は虹を色付けてく
どんなに遠くへ離れてしまっても
笑っていてほしい

あの虹の向こうで