もう怖いものを 見なくていいように
死んでしまいましょう 誰も居ないこの部屋で
私が死んで腐敗しても
アナタは今も気付かない
このまま白い砂になって
飛ばされ あの蒼い海へ
私を呼んで?声にならない
なのにアナタは 黒い銃弾で
私を撃ち落としたの
どうしてなのかしら
華は紅く染まる 鳥は羽ばたいていく
私は動けない
眩しい日差しが やさしく包んで
アナタは笑って見つめていて
そして行ってしまった
ねぇ貴方まで私を追いつめるの
どうせなら一突きで刺して
大丈夫 泣いたりしないから
もう そんな眼で私を見つめないで
分かってる私さえ居なければ
貴方は幸せなんでしょう?
私を呼んで その手で抱いて
嘘でもいいから「愛していたよ」って
もう一度 囁いて
どうしてなのかしら
空がもえている 大きな木の下で
私は泣いている
悲しみの向こうに 深い深い海
貴方は波にさらわれて
誰かと消えていく