ANGEL
僕だけの天使に会ったのは
雪の降るクリスマスイブだった
白いドレスでコートも着ずに
ツリーを見上げてた

まばゆい光に照らされ
涙の光る頬に気づいた

翼をなくしたAngel
恋しい空に帰れない
ツリーに祈っても届けてくれない
そんな声が聞こえそうな気がした

見つめる僕に 気づいて
振り向いた そのとき
思うより先に 声をかけてた
メリー・クリスマス

涙をたたえた瞳に
かすかなほほえみが浮かんで消えた
切ないまなざし ぼくの心に
燃え上がった消えない炎

たった一度の運命の出会い
それきり二度と会えなかったのに

ぼくだけの Angel
憧れで苦しい胸
あの人を捜して 翼を見つけると
誓いたかった ひたむきな想い

ぼくだけの Angel
忘れられない まなざし
クリスマスが来るたびに
白いドレスを今も探す

ぼくだけの Angel
この胸に 眠る
あの夜 なくした
翼を いつか見つけただろうか

ぼくだけの Angel
ただひとりの Angel
Angel