日が昇ったので コーヒーを一杯
立ち昇る湯気を 指に絡ませて
昨日の私は 絢爛たる大女優
明日にはきっともう 飽き飽きしてるわ
ベッドの隅 枕の裏 見慣れた彼の影が踊る
頭抱え 演じ切るの 今日も完璧に
月が満ちたので いつものを三錠
煙を吐く度に 意識が遠のく
月が欠けたので いつものを三錠
今日は何日目? クランク・インはまだなの?
朝も夜も踊っていた 時計の針をネジ曲げて
飛行機雲が空を裂く 腹が立つわね、カーテンを閉じて
夕焼けの空が 海に飲み込まれ
そのうち景色は 黒に染まっていって
夜になったなら また歌っておくれよ
夢の中でなら 私歌えるのよ!
月明かりに照らされれば 本当の夢を見られるの
今起きてるの?眠っているの? 分からないならいつものを
三錠