ほどいて連れ出して、向こう側渡ろうか。
地上から吐き出して、空まで飽きさせた。
黙ってたってさ、地球は廻る。
呼吸する度地球を削る。
それでも僕ら生まれたから、目指したのは愛の果てだ。
ただ惑星に立って光眺めてた。
繋がる事だけで意味を説いて。
小さな僕らじゃ進めやしないよ。
赤は止まれだ、繋いじゃいけない。
君が聞くんだ「どう生きるか」って。
何も言えずに空を指した。
世界の果てが僕を望むなら
ベランダに立ってほどいてしまおう。
広場で君の笑顔に逢った。
街で僕らもう気付かないし。
地球を借りて僕は生きる。
繋がれた範囲の呼吸をした。
また惑星に立って光眺めてた。
生まれた意味などただのカタチだ。
その先に見えるか、その果てに見えるか、ただのカタチだろうか。
向こうは泣いてるよ。
広場に戻って青をしかめたら、届けと願った日の高さから雨粒は堕ちた。
生きれるならば五秒後の未来でもいいでしょ?
小さな背伸びで軌道の果てまで。
渇いた地上の砂で泳ぐ向こう側の君を見てた。
ベランダに立って繋ぎに行こう。
行こう。行こう。
つないで。
ほどいて。