真珠色の糸 垂らしたように
紡がれた雨と 夏色の跡
洗い流せない 惨めなカラダ
ケナゲなおもちゃは 飽きられたのね
あたしだけにじゃない 言葉も優しさも
偽りの夢でも よかったんだ
折られた船に 騙されていたいよ
知らないふりをしてたい
ああ もっと雨をください
ああ カラッポの心 干乾びてくよ
小さな想いを 身篭るように
膨らむホオズキ 枯葉色の空
誰にでも囁く 暇潰しの嘘も
気まぐれな愛でも よかったけど
万華鏡みたいな 幻に塗れて
知らないふりはできない
ああ もっと雨をください
ああ カラッポの心に雨を
ああ もっと雨をください
ああ もっと もっと もっと・・・